日本人の睡眠時間帯を調べる

資料

はじめに

サービスの停止やプロモーションなどのタイミングを計画する際に参考になる資料はないか調べた内容を残しておこうと思います。感覚的には夜中に眠っている人が多いと思っていますが、実際の数値として確認したかったので、この調査を行いました。

睡眠時間帯データの取得

総務省が出している社会生活基本調査から睡眠時間に関するデータを取得し、その中から不要なデータを整理してグラフにまとめました。

社会生活基本調査 平成28年社会生活基本調査 調査票Aに基づく結果 生活時間に関する結果 生活時間編(全国) | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口
社会生活基本調査は,統計法に基づく基幹統計調査として,生活時間の配分や余暇時間における主な活動(学習・自己啓発・訓練,ボランティア活動,スポーツ,趣味・娯楽及び旅行・行楽)を調査し,国民の社会生活の実態を明らかにするための基礎資料を得ること...

下記の画像が、整理されたデータを元に作成したグラフです。

このグラフでは、日本人の就寝時間の傾向がわかりやすく示されています。縦軸が時間帯で、横軸が就寝率を示しています。

ポイントは
  • 23時以降に急激に就寝率が上昇
  • 23時から1時の間に就寝する割合が非常に高く、1時までで就寝率が約90%以上
  • 早朝(5時~7時)にかけて就寝率が下がっているが、約70%以上がまだ眠っている
  • 昼間は就寝率が低く、特に10時以降は就寝率が1割未満

日本人の多くは比較的遅い時間に就寝し、朝は比較的早く目覚める傾向があるようです。

まとめ

サーバーやサービスのメンテナンスを計画する際には、真夜中の2時から4時の時間帯が就寝率が高くなるため、利用者への影響を最小限に抑えるタイミングとして適しているかもしれません。ただし、現在はロードバランサーや仮想技術、ゼロダウンタイムデプロイメントツールなどを導入する事で、時間帯を考慮する必要性は少なくなっているのかもしれません。

一方、プロモーション活動を行うには、10時以降が適しているようです。感覚的だった就寝率が実際の数値として確認できたことで、時間帯の選択にはより確かな根拠が持てるようになりました。

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